「海の素」

*** 海の素 ***

やさい村お店

[発売元]やさい村

東京都三鷹市下連雀3-6-25

「海の素」ものかたり -その30-

〜放射能汚染時代・甲状腺とミネラル〜


最近、福島第一原発事故による児童に対する放射能の影響を調査した結果、当時0~18歳の子供たちが36万人、そのうちの4万人の児童を調査したところ(検査はかなりずさんなものだと言われている)そのうち半数近くになんらかの甲状腺の異常が認められたそうで、すでに甲状腺ガンを発症した児童も出たそうです。

チェルノブイリの甲状腺ガンの発症例と比較すると異例の早さなので、違う原因ではないかという医療関係者もいるが、潜在的にからだの中に持たなくてもいい時限爆弾を否応なく埋め込まれてしまった子供たちが膨大な数存在していることは間違いない。
もちろん空も海も仕切りはないので、これは福島に限定された問題ではない。
放射性ヨウ素は粒子が細かく、軽いので、日本中非常に広範囲に飛び散ってしまっている。
放射能が降り注いだすべての地域でこの事は現在進行中の事態なのだ。

国は事故直後に、必要に応じて子供たちにヨード剤を飲ませて危険から守ってあげるべきだったのに、事故を意図的に過少に見せかけるために与えなかった疑いすらあるのだ。

ところで、通常甲状腺疾患にも微量元素代謝異常が関係していると報告されている。

甲状腺患者の一部には潜在的亜鉛欠乏状態が存在していると言われているのだ。
また逆に、甲状腺ホルモンは亜鉛の体内分布に関係し肝、腎臓での亜鉛代謝などに関与していると考えられている。
もちろん、それ以外の微量元素と甲状腺ホルモンとの関係も当然考えられるのだ。

事故から何年経ったからといっても放射能はすぐには無くならない。
セシウムの半減期が30年だったとして限りなくゼロに近く戻るためには100年以上かかってしまうのだ。

ということは、我々はこれから好むと好まざるに関わらず「放射能汚染時代」を生き抜かなければならない。
放射性物質は微量元素に似ているのでからだが間違ってとりこんでしまう危険性が高い。
それを防ぐためにも良質なミネラルを絶えず補給して代謝機能を高めておく必要がある。

いろいろ考えてみると私は亜鉛も十分含まれミネラルバランスのとれた「海の素」がこうした症状にもまた予防にも有効ではないかと思っている。

ところで、9月の中旬に山口県の防府に家族の様に思っていた元のスタッフのお墓参りに伺ったのだが、その折海のミネラル療法の先駆者であり、「海の素」の生みの親ともいうべき真島真平先生をお訪ねしようと連絡をしたら2年前にお亡くなりになった事を知らされた。

先生は医師として患者さんを診察しているうちに、どんどん難病やガンなど俗に言う現代病が増えて行く現実を見て、直観的に塩の問題、つまりは微量ミネラルの欠乏の問題に気づかれた方である。
先生は「昔の塩は店先にザルをつるして売っていた。
その頃はそのザルからニガリがぽたぽた垂れていた。
ところが、塩が全く変わってしまって化学合成塩になってにがり分が全く無くな
ってサラサラな辛くてまずい塩になった頃から、今まで見なかったような病気がどんどん増えるようになった。」と気づかれたとかつて私に話してくれた。

先生の病院では積極的に海のミネラルを患者さんに飲んでもらい、糖尿病やガン治療にも目覚ましい成果を上げておられ、医学会誌にも発表され、「ニガリと現代病」などの著書も複数残されている。

日本におけるミネラル療法の発見者でもあり真の研究者でもあった真島先生の存在は大きく偉大な未来への財産を失ってしまったような気がする。
この場を借りて心からの哀悼の意をささげると共に、心から尊敬と感謝の意を表したいと思います。
ありがとうございました!


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